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手術のその日から、「履ける」サポーター。

人工股関節(THA)・人工骨頭・転子部骨折などの手術前後のために開発されました。尿道カテーテル用の開口部があるので、手術室で麻酔から覚めたあと、そのまま着用できます。

病棟の廊下で歩行器を使って歩く患者と、横に付き添う看護師のイラスト。患者は腰から太ももまでを覆うスパッツ型サポーターを着用している
※イラストはイメージです

本品は医療機器ではありません。術後のご使用は、主治医・病棟スタッフの指示に従ってください。

WHY術後の「包帯」の困りごとから生まれました

股関節は体の中心にあり、包帯で圧をかけ続けることがとても難しい場所です。動くとズレて、巻き直しのたびに時間がかかる——その現場の困りごとから、このサポーターは生まれました。

1

手術室から着けられる

尿道カテーテル用の開口部付き。採尿バッグを外さずに、麻酔から覚めた直後に着用できます。防水被覆材の上からでも大丈夫です。

2

鼠径部・股関節を面で圧迫

ウエストから裾にかけて編み方を変えた3段階の圧力設計。包帯では難しい鼠径部・股関節まわりに、動いてもズレにくい圧を届けます。

3

リハビリ・退院後もそのまま

「履く」タイプなのでトイレもそのまま。歩行練習から退院後の生活まで、同じ1枚で使い続けられます。

WHEREどこに圧がかかるのか

股関節のまわりと太ももの付け根を、面で包むように設計されています。下の図は、圧がかかる範囲のイメージです。

骨盤と大腿骨の模式図。左右の股関節(大腿骨頭から転子部)と太ももの上半分に圧がかかる範囲を青で示している
※イラストはイメージです。圧のかかり方を分かりやすく示した模式図で、実際の圧の数値や範囲を正確に表したものではありません。

HOW TOカテーテルがあっても、こう履けます

看護師の介助で行う場合の手順です(メーカー資料より)。慣れればご自身で着脱できます。

トータルHipサポーターの履かせ方。尿道カテーテル留置中の患者への介助装着6ステップ:1両足を通す、2外側から開口部へ手を入れる、3採尿バッグをつかむ、4内側から外側へ通す、5腰まで引き上げる、6装着後を確認する
  1. 両足を通す:仰向けのまま、両足を通して膝付近まで上げます。
  2. 外側から手を入れる:伸縮性のある開口部へ、外側から内側に手を入れます。
  3. 採尿バッグをつかむ:空の採尿バッグを折りたたみ、内側に入れた手でつかみます。
  4. 内側から外側へ通す:つかんだバッグを開口部から外へ引き出します。
  5. 腰まで引き上げる:バッグを外に出した状態で、腰まで引き上げます。
  6. 装着後を確認する:しわ・締めつけ、チューブの折れ・引っ張りを確認します。

※カテーテルと採尿バッグは接続したまま操作します。医師の管理下で行う使用場面の一例です。

SCHEDULE術後の使い方の目安

実際のスケジュールは手術の内容や回復の様子で変わります。必ず主治医・病棟スタッフの指示に従ってください。

手術当日:手術室で着用麻酔から覚めたあと、防水被覆材の上から着用します。T字帯の上から、または直履きも可能です。
術後24時間:連続して着用カテーテルは開口部に通したまま。その後は活動時を中心とした着用に移ります。
術後1週間:洗濯しながら連続使用衣料品なので洗って繰り返し使えます。洗い替え用に複数枚あると便利です。
退院後:動くときに履く散歩・リハビリなど活動するときに着用し、休むとき・寝るときは外します。半年以上使い続けている方も多くいます。

FAQ手術前後のよくあるご質問

いつから着けられますか?

尿道カテーテル用の開口部があるため、手術室で麻酔から覚めたあとすぐに着用できます。はじめは看護師が介助し、慣れればご自身で着脱できます。

ドレーンが入っている間も使えますか?

関節内ドレーン留置中の使用は想定されていません。抜去後のご使用をおすすめします。ドレーンを使わない手術では直後から着用できます。

おむつの上から履けますか?

厚手のおむつの上から履く設計にはなっていません。下着程度の厚さのものの上から着用するオーバーパンツです。入院中の使い方は病棟のスタッフにお尋ねください。

冷やすケアと併用できますか?

できます。薄手のため、サポーターの上から冷却材を使ったり、保冷パック等を間に入れることもできます。方法は病棟のスタッフにご確認ください。

手術のアプローチ(前方・後方)で使えないことはありますか?

全周性の圧迫構造のため、アプローチを問わず使用できます。前方アプローチ(DAA)での使用実績が最も多く、前側方・後方アプローチでも使用されています。

サイズはどう選べばいいですか?

ウエストの実寸を基準に、1〜2サイズ上がおすすめです。入院前に準備する場合は、外来でスタッフに相談するか、購入ページのサイズ表をご覧ください。

EVIDENCE研究データの概要

人工股関節の手術後に、このサポーターを着けた人と着けなかった人を比べた研究が医学誌に報告されています。主な結果をグラフでまとめました。

どんな研究?

対象前方アプローチ(DAA)で初めて片側の人工股関節手術を受けた 141例
比べたものサポーター着用群 77例(手術室から術後5日間着用)と、着用しない群 64例
主に見たもの手術した側の太もも(付け根付近)の太さ。手術前を100%として比べています
研究の種類1施設の過去のデータを比べた研究(後ろ向き比較)

太ももの太さの変化(手術前=100%)

100%102%104%106%108% 手術前術後1日術後5日 104.7%106.9% 102.2%103.7% 着用群 着用しない群 いずれも p<0.01

着用群は、術後1日目・5日目とも太ももの太さの増え方が小さかったと報告されています。術後2週・12週では両群に差はありませんでした。

術後5日目の痛み・腫れの感じ方

痛み(0〜10・中央値) 着用しない群5.0 着用群4.0 p<0.01 腫れの感じ方(0〜10・中央値) 着用しない群7.0 着用群6.0 p=0.01 数字が小さいほど「痛くない・腫れていない」と感じている

本人が感じる痛み・腫れも、術後5日目は着用群のほうが低い値でした。12週では差はありませんでした。

術後2週の結果

項目着用群着用しない群
股関節を曲げる角度104.2°100.2°
股関節を内にひねる角度22.5°20.2°
満足度(0〜10・中央値)87

いずれも p<0.01。12週ではどの項目も差はありませんでした。

読むときの注意

  • 差が見られたのは術後早い時期(1日〜2週)で、12週では差はありませんでした
  • くじ引きで群を分けた研究(無作為化比較試験)ではなく、1施設の過去のデータを比べたものです
  • サポーターに関連する合併症の報告はありませんでした
  • 本品は医療機器ではありません。効果を保証するものではありません

研究の方法・すべての結果・研究の限界・出典(オープンアクセス論文)は、こちらにまとめています。

さらに詳しい研究データはこちら(医療従事者向け)

手術にそなえて準備する

入院前にご自身で用意する場合は購入ページへ。病院で用意される場合もあるため、まずは外来・病棟のスタッフにご確認ください。

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