本品は医療機器ではありません。術後のご使用は、主治医・病棟スタッフの指示に従ってください。
股関節は体の中心にあり、包帯で圧をかけ続けることがとても難しい場所です。動くとズレて、巻き直しのたびに時間がかかる——その現場の困りごとから、このサポーターは生まれました。
尿道カテーテル用の開口部付き。採尿バッグを外さずに、麻酔から覚めた直後に着用できます。防水被覆材の上からでも大丈夫です。
ウエストから裾にかけて編み方を変えた3段階の圧力設計。包帯では難しい鼠径部・股関節まわりに、動いてもズレにくい圧を届けます。
「履く」タイプなのでトイレもそのまま。歩行練習から退院後の生活まで、同じ1枚で使い続けられます。
股関節のまわりと太ももの付け根を、面で包むように設計されています。下の図は、圧がかかる範囲のイメージです。
看護師の介助で行う場合の手順です(メーカー資料より)。慣れればご自身で着脱できます。
※カテーテルと採尿バッグは接続したまま操作します。医師の管理下で行う使用場面の一例です。
実際のスケジュールは手術の内容や回復の様子で変わります。必ず主治医・病棟スタッフの指示に従ってください。
尿道カテーテル用の開口部があるため、手術室で麻酔から覚めたあとすぐに着用できます。はじめは看護師が介助し、慣れればご自身で着脱できます。
関節内ドレーン留置中の使用は想定されていません。抜去後のご使用をおすすめします。ドレーンを使わない手術では直後から着用できます。
厚手のおむつの上から履く設計にはなっていません。下着程度の厚さのものの上から着用するオーバーパンツです。入院中の使い方は病棟のスタッフにお尋ねください。
できます。薄手のため、サポーターの上から冷却材を使ったり、保冷パック等を間に入れることもできます。方法は病棟のスタッフにご確認ください。
全周性の圧迫構造のため、アプローチを問わず使用できます。前方アプローチ(DAA)での使用実績が最も多く、前側方・後方アプローチでも使用されています。
ウエストの実寸を基準に、1〜2サイズ上がおすすめです。入院前に準備する場合は、外来でスタッフに相談するか、購入ページのサイズ表をご覧ください。
人工股関節の手術後に、このサポーターを着けた人と着けなかった人を比べた研究が医学誌に報告されています。主な結果をグラフでまとめました。
| 対象 | 前方アプローチ(DAA)で初めて片側の人工股関節手術を受けた 141例 |
|---|---|
| 比べたもの | サポーター着用群 77例(手術室から術後5日間着用)と、着用しない群 64例 |
| 主に見たもの | 手術した側の太もも(付け根付近)の太さ。手術前を100%として比べています |
| 研究の種類 | 1施設の過去のデータを比べた研究(後ろ向き比較) |
着用群は、術後1日目・5日目とも太ももの太さの増え方が小さかったと報告されています。術後2週・12週では両群に差はありませんでした。
本人が感じる痛み・腫れも、術後5日目は着用群のほうが低い値でした。12週では差はありませんでした。
| 項目 | 着用群 | 着用しない群 |
|---|---|---|
| 股関節を曲げる角度 | 104.2° | 100.2° |
| 股関節を内にひねる角度 | 22.5° | 20.2° |
| 満足度(0〜10・中央値) | 8 | 7 |
いずれも p<0.01。12週ではどの項目も差はありませんでした。
研究の方法・すべての結果・研究の限界・出典(オープンアクセス論文)は、こちらにまとめています。
さらに詳しい研究データはこちら(医療従事者向け)